大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

〇〇るテストで大人バレエ上達

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

さて表現力強化月間で”視点を変える”

という話をしているのですが、

それについて今日は技術面でも使える

大人バレエの早く確実な上達法について

紹介していきます。

 

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〇〇るテスト=大人バレエ上達

私たちは普段、生活の中で

仕事に家事に趣味に

忙しく過ごしているわけですが、

そこでマルチタスクに

色々こなすことが要求されます。

複数の家事を同時進行させたり

そうしないと生活成り立ちませんからね。

 

なのですが、バレエにおいても

日常生活の延長線上でレッスンすると

微妙な感じで止まってしまいます。

 

 

どういうことかと言うと、

バレエの動きって非日常の連続なので

先生から沢山の注意をもらうはずです。

そして、全部覚えて

一生懸命応えようとするのですが

注意を覚えておくことに注意を払うと

どんなに記憶力の良い人でも

エネルギーの一部がどうしても

注意を記憶しておく方に取られてしまいます。

最初のうち、注意を払わなければ

いけないことが多い場合は特にです。

そして、肝心の注意自体に対する

反応が鈍ってしまいます。

 

注意って最終的には

出来るようになりたいものなのに

なんだか、あまり出来るように

なっていない気もしてきます。

 

 

これってテスト勉強も同じで、

テスト前夜、全教科を勉強しようと思ったら

教科ごとに記憶をリフレッシュしたり

どの教科のどこを勉強するべきか

計画を立てたりしているうちに

実際の勉強に使える時間って

意外と減ってきますよね。

エネルギーが準備段階でかなり使われて

 

結局、全体的にそこそこの点数

止まりになってしまいます。

 


まんべんなく全てやろうとすると、

力が分散されて、

結局本来の目的に使える

エネルギーが限られてしまいます。

 

 

そこで、テスト前によく

「歴史は捨てた。」とか

「英語は捨てた。」とか

言いますよね。笑

捨てた方が、最終的には

目的到達に対するエネルギー効率が上がります。

猛勉強した教科の点数上がりますよね。

 

 

それをテスト前の土壇場じゃ無くて

日頃からやっておくことで

あれもこれもとエネルギーを分散させて

全部まぁまぁの出来にするより、

どこに焦点を当てるか決めて

一時的に後をバッサリ捨てた方が

結果、早く、確実に上達します。

 

 

ずっとまぁまぁの出来でいるのって疲れますし、

そのおかげでバレエに行くモチベーションの維持に

エネルギーを使わないといけなくなったりして

本来の目的である上達が

更にハードル高くなってしまいます。

 

 

 ローザンヌバレエの上達法

以前少しお話ししましたが、

ローザンヌ国際バレエコンクールで

講師をしている先生の個人レッスンを

受けていたことがあって、

当たり前ですが、ものすごく要求が高くて

注意も沢山あるわけです。

 

先生がどうしたい、私がどうしたい

っていう役作りがまずあって、

そこに向けた注意が沢山あります。

全部出来るようになりたいので

その時何をするかというと、

もらった注意で全体像を組み立てて、

それを念頭に置いて

細部を一つずつ潰していくことです。

 

最初は自分でも大丈夫なのかって思うほど

納得いかない出来なんですけれど

注意の一つ一つが、

ある程度出来るまで身についてきて

パズルピースみたいにはまっていくと

自然と全体的にかなりレベルアップしてます。

 

 

こうやって細部を固める作業をすると

最初は後退してるようにさえ

思えるかもしれませんが、

一時的に後退することが

後々大きな前進に繋がることが

段々理解できるようになってきます。 

 

 

コンクールのレッスンなんて、

最初の、”舞台に歩いて出て来てポーズ”

までだけを永遠と練習したりします。

 

そんなもんなんです。バレエって。笑

 

 

今までもらった先生からの注意は

それを一気にやろうとするのではなくて

全体像を掴むために使って

その中でどれに焦点を当てるか決めます。

 

そして一先ず後はバッサリ捨てます。

 

最初はこの捨てる部分が難しいのですが

勿論捨てることが目的では無くて、

最終的に全て統合させて、レベルアップし、

更には、より高度な注意に目を向けられるように

することが目的ですし、

捨てることによって上達が早まる感覚が

分かってきたら捨てる恐怖より

捨てない恐怖の方が大きいです。

 

 

例えばプリエ一つとっても

注意点は色々あるはずです。

それで全体像を組み立てて、

レッスン中ひたすら最良のプリエをしてみる。


この例で見ると、プリエの質が

確実に伸びるだけではなく、

色々な場面にプリエが

組み込まれている発見もあるし

その知識や技術が生かされて

別のパも勝手にスタートラインが

上がったところから習得に進めます。