大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

大人バレエで〇〇してはいけない

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

 

大人バレエって、ひょんなことから

体を痛めてしまったり

そもそも可動域が

限られていたりしますよね。

 

私は足首がぐにゃぐにゃで、

子供の頃から何度も捻挫しています。

 

今回は怪我の後のクラスや

あまり体が動いてくれない時、

気乗りしない時、

 

そういう時って周りからどう見えているのか、

また、どうやって大人バレエの

見映え改善が出来るのか、

”これをしてはいけない”っていう

ポイントについて、お話ししていきます。

 

f:id:kiyoka-honami:20190914090223j:image

 

ちょっと前の話になるのですが

ひどい捻挫をして治療を受けた後、

初心者クラスや初級クラスで

数ヶ月のウォームアップ期間を経て

カンパニークラスに行ったことがあります。

 

捻挫した足首に負担をかけないよう

体重は少し落としていましたが、

故障中、大した運動が出来ていないので、

筋力やスタミナはかなり落ちていました。

 

 

カンパニークラスでは、当たり前ですが

周りの皆、機敏に動けて踊れるので、

自分の体が思うように動かない

ジレンマを感じながら、

レッスンを受けていました。

 

怪我で休んでいた分

頭の中のイメージと、実際に動ける範囲の

ギャップが開いてしまっていたんです。

 

今まで出来ていたことが出来なかったり、

意外と難しいことに苦闘したりといった、

気まずさというか、やるせなさというか

そんなものを感じながらレッスンを

受けていたわけです。

 

 

そうしたらセンターレッスン中、

先生が私の腕を捕まえて、

「申し訳なさそうに踊らないで!」

と一言。笑

先生は励まそうとしてくれても

いるようでした。

 

 

でも私自身、別に申し訳ないとは

思っていなかったので、

そんなことを言われたのは

少し意外でもあったのですが、

あれから自分も教える立場になってみて

腑に落ちたことがあります。

 

これ大人バレエでもよく見る光景なんです。

 

 

ほぼ日本人の大人バレリーナですが、

申し訳なさそうに見える方が

結構いるんです。

 

その方達に後で聞いても、

別に申し訳ないと感じていないのに

そう見えてしまっていて。

 

 

教育だったり、育った環境だったり、

精神性や国民性だったり、

なんでかと聞かれると、

かなーり微妙なニュアンスになりますが、

大体の日本人の場合、

退くと申し訳なく見えます。笑

 

 

本当に申し訳なく感じているか

否かは別として、

何かできないな、気まずいな

と思って退けてしまうと、

かなりの大人バレリーナの踊りが

申し訳なさを帯びるんです。

 

他の民族の人達だと、

退くと大体何かもたついてるなぁ

っていう印象になるのですが、

日本人の場合、

そこに申し訳なさが加わります。笑

 

 

申し訳なく見えないために

攻められるなら攻めてもいいのですが、

どちらかというと、

どんなに気が退ける状況でも

せめて自分の番で踊っている間は

”退いてはいけない”

っていう感覚です。

 

 

退くと、落ち着けるようで

案外逆に焦ることも多いんですよね。

焦ってしまうと、

”どうしよう、できない!”

に拍車がかかるので、

本当に申し訳なくなったりします。

 

 

 

今できることはまぁやっているし、

明らかに故意に

手を抜いたりしていないんです。

 

変に気を退いてしまうと

申し訳ない踊りになって

悪目立ちしてしまいます。

 

 

自分の意図することと、

見る人が受け取ること、

それを近づけるのが

言葉のないバレエで難しいと感じます。

 

 

上手な人って、

何より見せ方が上手いです。

思ってもないのに、

何となくマイナスな印象を

見る人に与えてしまうことはありません。

 

 

”自分が踊る時は退かない”

これで意図しないのに

申し訳ない踊りで悪目立ちしなくなります。