大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

日本人の体と大人バレエ

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

 

突然ですが、

北米で言われていることで

アジア人の親が一番大切にするもの、

それは... 

 

 

学校の”成績”です。

心当たりありませんか?笑

 

今回は日本人の体と大人バレエについて

どうやったら自分を

生かした踊りが出来るのかを

お話ししていきます。

 

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知り合いに中国系2世の

マッサージセラピストさんがいます。

その方いわく、欧米人とアジア人の体は

全然違うそうです。

 

勿論、生まれ持った筋肉の質も

違うのですが、後天的な環境で

筋肉の状態が変わっているそうなんです。

 

 

日本で教育を受けた人なら

分かると思いますが、

とても厳しいですよね。

 

授業以外にも、掃除や号令や当番や...

色々決まり事がきっちりあるし、

成績について学校側も親もシビアです。

 

 

でも北米では、極一部の私立校を除き

楽しくゆるーく学びます。

日本では考えられないくらい褒められます。笑

(高校までゆるい分、日本と反対で

大学では皆、割と勉強熱心ですが。)

 

 

教育って、人格形成に大きく反映されますが

筋肉の状態も左右されます。

 

マッサージセラピストさんに言わせれば、

アジア流の教育を受けた人は

幼い頃から積み重なった緊張で

筋肉が硬直していて、

逆に、欧米流の教育を受けた人は

褒められすぎで緩みすぎているんです。

 

これ本当にその通りだと思います。

 

 

 

私は半々で教育を受けたので、

どちらの言っていることも

身に覚えがあり、よく分かるのですが、

大人バレエのクラスでも、

日本人や、アジア人1世は

筋肉の質うんぬん以前に、

大体ものすごく力んでしまっています。

 

これって、

「もうちょっと力抜いて下さいねー。」

とか単純な話しじゃなくて、

根本的に、幼少期から体が

緊張し続けているんだと

まず認識してもらわないと、

知らないうちにクセとして

永遠に付いてきます。

 

 

逆に欧米の教育を受けた人だと、

現状に満足しきって、

どんどんレベルが落ちていく

なんてこともあるので、

悪くないけど、もっと出来ることに

気付いてもらう作業が必要になります。

もうちょっと体に力を入れる

必要があるんですね。

 

教育が体のクセまで変えるんです。

 

 

 

そう考えると、私も日本での子供時代、

肩がよく上がっていました。

 

どれだけ注意されて、どれだけ直しても

日々の緊張で強ばっているので、

そんなに下げられません。

で、何度も怒られます。笑

 

 

それがカナダに来て、

ちょっと先生の目を疑うくらい

褒められるようになると、

まだ良くはないけど、

今の自分的には頑張ってる

かなり出来るようになっている、

そうやって自分の目を通して、

認めて、反省して

の作業を続けていると、

今思い出すまで、

昔肩が上がっていたことは

忘れ去っていました。

 

 

色々見ていて思いますが、

どちらの教育が良い悪いではなくて、

”できるだけ様々な要素を取り入れて

偏りをなくす”

 

このバランスが一番大切です。

 

 

日本の教育を受けた人達は、

ちょっと力みすぎているけれど、

向上心が備わっていて、勉強熱心です。

 

欧米の教育を受けた人達は、

ちょっと体が緩みすぎているけれど、

自尊心があって、

踊りに独自性を出してくれます。

 

まぁ、どちらも一長一短です。

 

 

心の底からっていうのは

初めからは無理にしても、

自分を認めて、

それによって体の力を少し抜いてみる、

そうしていくと、

少しずつ力むクセが出現しにくくなります。

 

 

脳って行動の後追いをする性質があります。

例えば、泣いたら余計に悲しくなったり、

ありがとう、と言ったら

感謝の気持ちが湧いてきたり。

 

そんな感じで、

自分を認める作業をしていると

段々と真実味が出てきて、笑

今まで緊張し続けて、

勝手に力んでしまっていた

踊りも変わってきます。