大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

シンガポールで大人バレエクラス

こんにちは。大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

今回の一時帰国中

少しシンガポールにも

足を運んできて、

そこで大人バレエのオープンクラスを

取ってきたので紹介していきます。

 

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SDTの受付エリア

 

シンガポールダンスシアターのクラス

調べてみると、シンガポールで

大人バレエのオープンクラスが

出来るスタジオは

数カ所あるようでした。

今回は一番クラス数の多かった

シンガポールダンスシアター

に行ってみました。

 

シンガポールダンスシアター、

通称SDTは、シンガポールのバレエ団で、

大人の初心者向けの

オープンクラスもやっています。

ダウンタウンのラッフルズホテルや

アラブストリートの近くの

Bugis+というモールの

一角にありました。

 

モールに着くと早速

シニヨンにレオタード姿という

どう見てもSDTに来ている

大人バレリーナ達をちらほら見かけました。

さすがシンガポール!な光景です。

7階のスタジオまで

後をつけていったので

難なく到着できました。笑

 

 

クラスは1回90分で

25シンガポールドルでした。

ビギナー2の中初級に行ってみましたが

ビギナー2とは名ばかりで

中初級者には結構な難題だと

思われるクラス構成です。

クラス内容自体は

ビギナー向けと思っていた分

余計にですが、沢山動けて

楽しかったです!

でもビギナー向きではないかな。

近々もし行く機会がありましたら

参考までに、ビギナー2は

中級者って感じです。

 

大人バレエと性格

複数の言語を話す人って

言語によって性格が変わると

言われますが、

私もそれは実感していて

日本にいる時と、カナダにいる時と

性格が変わるのを実感します。

その国々で生きやすい性格があるので、

それに自分を順応させていく感じです。

それぞれの性格の狭間にいる時が

カルチャーショック期間中です。

 

踊りって人となりが出るものですが

面白いことに、日本にいる時と

カナダにいる時では

性格がちょっと違う分、

踊りも若干変わります。

シンガポールにいる時もそうでした。

 

 

シンガポールという国は

様々な人種や宗教の人々が

集まってできているので

公用語は英語です。

しかし家族やコミュニティ内では

中国語や、ヒンディー語を

話していることが多く、

シンガポールの英語は

シンガポールイングリッシュ

と呼ばれています。

文法云々というより

伝わればOKな英語です。

 

語学って伝える手段であって、

語学をマスターすること自体が

ゴールではないと思っているので、

シンガポールイングリッシュ

には共感します。

そしてこれは、大人バレエにも

共通しているなぁと思うんです。

 

大人バレエって技を習得云々ではなく、

(勿論技の集中習得も必要ですが。)

自分が習得できる範囲の技を使って

どう表現できるか、の方が、

最終的に芸術家としては

重要だよなぁと感じます。

 

シンガポール人の大人バレエ

シンガポールイングリッシュ

を話すシンガポール人は

本当に皆、たくましく

生きる力に溢れていました。

力強い作品を踊らせたら

ピカイチだと思います。

 

そういう性格や精神性が

踊りにも反映されています。

ビギナー2という全然

ビギナー向けじゃないクラスでも

皆とにかく動いてみて汗を流してみて

食らい付いていく感じが凄いです。

 

日本だったら生徒がいなくなるか

先生がクラス内容変えるかですが、

SDTの先生は、みんなの熱に押されて

難しいクラス構成になったのでしょう。

 

 

それも含めて言語を学ぶって、

大人バレエで表現方法を増やす

一つのアプローチであるんです。

 

ラッキーなことに

伝える手段の語学って

日本で学びやすいと思います。

昨夜もテレビで

フランス語講座をしていたので

ちょっと参加してみましたが、

日本には語学に関心があったり

危機感さえ覚えている人が

多い印象を受けます。

本屋さんにもテキストが

いっぱいありますし

テレビでも様々な言語の

講座が放映されています。

 

英語圏の人って、

「英語が世界の共通語なんだ!

みんな学べ!」

って感じが大半なので、

そもそも語学は興味がある人

だけのものですが、

日本では語学は必須に

なっているので、

学び始める環境は整っています。

  

「伝える手段の語学」

を学ぶと言うことで

かじってみるだけでも、

バレエの面でも

色々幅が広がりますよ。

 

日本の教育を経たら

どうしても完璧を

追求してしまいがちですが、

シンガポールイングリッシュの

伝われば良い!というノリで

語学を学んでみるのも

大人バレエ上達の方法として

存在します。

 

  

初心者のクラスから、

国が違えばこんなにも

個性豊かなんだと 

大人バレエの可能性を再発見した、

シンガポールのオープンクラスでした。