大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

脱ヨチヨチ歩き!大人バレエの歩き方3つのポイント

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

 

バケーション中の友人が飼っている

オカメインコを預かることになりました。

ずっと肩に乗ってきて可愛いんですが、

耳元で鳴いてくれるので、鼓膜が...。笑

鳥は初めてですが、知らない家の、

知らない人間の肩でくつろぐとは!

こんなに懐くんですね。

 

さて、大人バレリーナ

決して意図していないのに、

鳥さんみたいに

よちよち、ぴょこぴょこな

歩き方になってしまうこと

意外と多いんです。 

 

今日は、初心に戻り

バレエの”歩き方”、

どうしたら年相応にエレガントで

バレリーナらしく歩けるか!笑

3つのポイントに絞って解説していきます。

 

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「大人からバレエを始めて数年になりますが

歩き方を習ったことがないんです。」 

と、プライベートクラスに来られる方が

結構多くいます。

 

歩くって、他の技みたいに、

出来ないってことはないので、

その分、歩き方自体を詳しーく

教わることが少ないのかもしれません。

 

何かバレエじゃないと言うか、

よちよち、ぴょこぴょこ感が出て

皆そこに悩んでいるんですよね。

イメージとは裏腹に、

ちょっと、ひょうきんにまで

見えてしまったりして。

 

というわけで、3つのポイントを 

見ていきます!

 

引き上げを使い1本線を意識する 

バレエの基本である、

引き上げ、ターンアウト、

勿論ですが、歩く時も同じです。

 

歩いていて、よちよち、ぴょこぴょこ

鳥さんっぽくなるのは、

左右の足で、2本の線上を

平行に歩いてしまうのが

原因のことが非常に多いです。

 

体の中心の軸を

あまり意識せずに歩くと、

よちよち感が出るだけでなく、 

いつも軸が安定しない動きになります。 

(丁度オムツをしている赤ちゃん

みたいな感じです。)

 

  

でも、引き上げを意識して、

ターンアウトを意識して、

自分の軸の延長線上の床に

1本の線が伸びていくのをイメージして...

 

その1本線上を歩くと、

内ももが使えて、

しかも常時、軸に乗ることが出来ます。

 

1本線上に歩くので、

ちょっとクロスする

綱渡りみたいな感じです。

 

 

なので、数歩歩いた後に

例えばピケ・アラベスクが出てきても

わざわざ軸を探すことなく、

その1本線上にピケの足を出し、

アラベスクの後ろ足も1本線上に

上げることになるので

バランスがかなり取りやすいです。

 

”抜き足差し足”の膝と頭

大人バレエでの歩き方で

1本線の意識が足りないこと、

その次によくあるのが、

軽快に足を運ぼうとしているのですが、

抜き足差し足のニュアンスが

強くなってしまっているパターンです。

 

この時にまず気をつけるのは、

膝と頭です。

 

バレエで歩く時、

(歩きに限らずですが)

つま先から床につきます。

 

なのですが、つま先から床について

膝を曲げて歩くと、

抜き足差し足になってしまいます。

 

走る時やキャラクターダンス、

振り付け上の例外はありますが、

進む足の膝は、基本曲げません。

伸ばしたつま先と膝で

空気を切りながら進むイメージです。

 

 

次に、頭の位置、

これも振り付け上の例外はありますが

進む度に、頭の高さが

ぴょこぴょこ上下することはなく、

常に引き上げているので、

頭の位置は高いところで

一定になっていないといけません。

 

 

プリエでアクセントを付けて

頭の位置が多少上下する場合もありますが、

ぴょこぴょこ見える歩き方との違いは

頭の上に何か乗せていたとして

落ちそうにないか、落ちそうか、

そこです。

 

軸に向かって引き上げていたら、

頭の上のものが落ちるほど

ぴょこぴょこ上下して歩くことは

かなーり難しいです。

 

デコルテ・目線の大きな効果

そして最後に、バレエの歩き方で

意外と効果的なのは

顔周りの意識です。

 

肩が丸まってしまっていたり、

顎が引けていたり、

目線が下を向いてしまっていたり、

顔周りが何というか、滞っている

そんな状態だと、他がどんなに

完璧に出来ていたとしても、

一気に頑張りが崩れてしまいます。

 

こうならないために、

自分が舞台に立っているイメージをして、

2階のお客さんを意識しましょう!

と、よく習います。

 

今回、他のイメージも紹介すると、 

旧約聖書の中で、モーゼが腕を上げると

海が割れて、道が出来たって

そんなシーンがあるのですが、

それもバレエの歩き方に

合っているイメージです。

 

海を割ってしまったので、

もう後戻り無しです。笑

堂々と、開かれた一本道へと

歩みを進める、そんな感じです。

 

 

このイメージの良いところは

ポイント1つ目でお伝えした

軸の延長線上の1本線を意識する、

これも併せて、考えやすいところです。

導かれるべき1本道は、他でもない

軸の1本線ですよ!笑

 

 

別にキリスト教を信じる信じないに限らず、

自分の中でイメージとして使えそうなら

大人バレエの歩き方上達に取り入れてみたら

良いかなと思います。

  

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勿論、本当はもっと沢山ありますが、

この3つを意識するだけで、

一先ず、よちよち、ぴょこぴょこな

鳥さん感はかなり無くなるはずです! 

 

3つ目の顔周りは少しの意識ですが

全体のカギを握っていると言っても

過言ではありません。

 

どんなに教科書通り足を運んでいても、

下を向いていたりすると

台無しになってしまうんです。

 

動きの一番の基本である、

歩き方が身についてきたら、

他のステップも自動的に磨かれていくので

今回の3つのポイント、意識してみて下さい。