大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

大人バレエ上達ループの見つけ方

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

今、日本から知り合いが来ています。

彼女を空港まで迎えに行くため、

カーシェアリングを始めました。

実はこのサービス、学習効率を

めちゃくちゃ上げてくれることに気付きました!

 

今日は知識が身に付く原理と

そこから上達ループに入る方法ついて

お話ししていきます。

意識してみると、

すごい循環が起こせるやり方です! 

 

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私の家は駅の目の前なので、

日常生活には困りませんが、

最近、カーシェア用の車が

増えたらしいので、

知り合いも来るこの機会に

久しぶりに運転しようと

登録してみることにしました。

 

 

このサービス、

街のあちこちに置いてある車を

メンバー同士で共同利用します。

好きな車を、好きな時に、

好きなだけ借りられて、

車検や洗車、修理などの

メンテナンスは会社側で行ってくれるので

その分、時間も手間も、

大人バレリーナに使えて良いです!笑

 

 

オフィスで手続きを済ませ、

鍵をもらったので、

早速、家の近所に駐めてある車を

検索して借りてみます。

 

色々な車種から選べますが、

昔から乗ってみたかったプリウスに。

 

運転席に座り、エンジンをかけてみると

ハイブリッドだけあって、静かです。

ちょっと感動した後、

さあ、発進!と思ったら、

あれっっっ?!

パーキングブレーキが手元にないし、

ギアも見たことない仕様です!

プリウスの運転の仕方が分かりません!笑

 

1年近く運転していなかったのもあり、

これには思いっきり気が引けて、

別の車に変更しようかと思いましたが、

まず気持ちを落ち着けて、笑

5分くらいプリウスの乗り方を調べ

いざ走らせてみると、

意外とスムーズに運転できました。

 

まぁプリウスに慣れている人からしたら

何でもない話ですが、

これって何で意外と運転できたのかというと、

”アウトプットを前提としたインプット”

をしたからなんです。

 

 

例えば、ただ座学の

「プリウスの乗り方講座」

で情報をインプットするのと、

既にカーシェアで借りてしまって、

人を死なせず運転しないといけない状況で

乗り方をインプットするのと、

後者の方が格段に、インプットされる

情報量が多いし、質も上がるし、

脳の情報整理の点でも効率的になります。

 

 

アウトプットを前提とすると、

短時間で、より多く、

実際役に立つ、質の高い知識を

”身に付ける”ことが可能になるんです。

 

逆にインプットするだけだと、

知識自体は溜まりますが、

アウトプットという消化作業がされないので

結局、身にはなりません。

俗に言う、ノウハウコレクターです。

 

ノウハウコレクターでなくても、

意外と多くの人がインプットするだけで

実際の行動に移さず、終わってしまうんです。

 

 

とは言っても、バレエの場合、

振りの順番を覚えて、注意を頭に入れて

実際に踊ってみる

という、インプット+アウトプット

でレッスンが構成されています。

なので私たちはアウトプットの習慣自体はあります。

(さらっと言いましたが、これ凄いことです!)

 

 

なのですが、

その分の馴れ合い感も否めません。

アウトプットすることに慣れて、

全体的な流れが悪くなってしまっていることも多いです。

これは、以前お話ししたホメオスタシスとか

人間の脳の仕組みが組み合わさって

どうしても、そうなってしまうんです。

 

 

そんな時、新しい流れを作ってみると

学習効率を上げることができます。

 

循環の起こし方としては、 

新しいクラスに行ってみるとか、

バーやセンターで一番前に行ってみるとか

一番最初のグループに行ってみるとか

が始めやすいかなと思います。

特にセンターの場合、

みんな譲り合いの精神で、

あまり前に行きたがりませんし。

(どこの国の大人クラスでも、

この”譲り合い”が行われていて面白いです。笑)

 


最初に前に行くって決めることで、

いつもより順番や注意が頭に入りますし、

実際に必要な情報が、

優先的に入ってくるようにもなります。

それでアウトプットすると、

踊りの質が上がることは想像できると思います。

そして、そのアウトプット自体が、

インプットにも繋がるんですね。

 

私がよく言うテスト勉強の例で、

問題をひたすら解き続けるのと

友達と教え合うのでは、

後者の、インプットとアウトプットの

循環を起こせている方が知識が身につきます。

 

 

しかも、アウトプット中

万一おかしなことになっても、

自分だけでなく、みんなにも

悪い例として情報提供できる利点もあります。

これも一つの循環です。

 

 

一番前に行くと決める

 ↓

インプットされる情報向上

 ↓

アウトプット能力向上

 ↓

良い例・悪い例の提供

 ↓

上達への循環

 

こんな感じですね。



私は知らない国のオープンクラスに

行くのが好きなのですが、

それは、全く新しい情報のインプットと

アウトプットが出来るからです。

クラスを受けている人達と

お互いに影響、循環させ合う感じが

良い流れを生み出します。

 

 

あるクラスで、

「学習とは行動が変わることである」

と教わったことがあります。

この講師の人の言った学習とは、

成長に近いところを指しています。

つまり”勉強”と”成長”は違うんです。