大人のバレエ上達倶楽部

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すぐ出来る!大人バレエクラスの基本マナー集

こんにちは。大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

バレエのクラスに通い始めてみると、

最初の頃は、なかなか頭と体が繋がらなくて、

思うように出来ないな、迷惑かけちゃってるなと感じる場面が多々あります。

どうすれば良いのか分からなくて、知らないうちに

周りの人に不快感を与えてしまっていることもあるかもしれません。

今回は初心者の方が見落としがちな基本的なマナー6つを紹介していきます。

クラス全体が気持ちよくレベルアップ出来るのが理想ですね。

センターレッスンでの動き方についても解説していきます。

 

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先生の説明やお手本は独り占めしない

先生が説明している時、一生懸命聞くのは素晴らしいことなのですが

初心者の方で、周りの人達の存在を忘れてしまう程、

先生の近くで熱心に聞いている方がいます。

そういう時、遠くにいる人達は、視界が遮られて、先生の姿があまり見えません。

近くで先生が見え過ぎている時、少し我に返って

他の人達の視界を遮っていないか注意するのがマナーです。

バーレッスンの時は、もし先生があなたの近くで説明を始めたら、

クラス全体に見えやすいように、バーから少し離れると親切です。

 

バーは人数を見てから着く

自信がないからといって、既に混み混みのバーに着いてしまっては

他の人のスペースが無くなり、迷惑になってしまいます。

位置が決められていない場合、基本的にバーは

人数が少ないところ、余裕のあるところに着くのがマナーです。

自信がない場合は、早めに行って、

お手本になる人達の間に入れてもらうことが出来ます。

また、右側は最後列で左側は最前列になる位置に着くと、

右は前の人を見られるけれど、左では自分の記憶を試すことができます。

最初は不安ですが、少しプレッシャーを与えることで、

普段より覚える意識を持つことが出来るようになりますよ。

 

他の人の真ん前に立たない

バレエ教室の大きい鏡は常に凝視するのではなく

時々、自分が正しく動いているか、チェックするために使います。

人数が多い場合でも、他の人の真ん前に立たないよう、

後ろの人も、チラッと鏡でチェック出来る位置に移動するのがマナーです。

また、自主練習でも、練習中の人の前に入ってしまわないようにします。

スペースが限られている場合は断ってからにしましょう。

 

フォーメーションを崩さない

センターレッスンでグループごとに動く時、初心者の方では

始めのフォーメーションと終わった後のフォーメーションが

バラバラになってしまうことが、よくあります。

例えば、正三角形で始めたら、その形を崩さないように動き続けます。

初心者の方で一番多いのが、進まなさ過ぎ、そして、接近のし過ぎです。

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接近のし過ぎは進み過ぎることは勿論、自分があまり進んでいなくても、

グループ内の人達が動くことによっても起こります。

なので、順番が分からなくなっても、他の人の邪魔になったり、

接触事故を避けるために、とにかく止まらない。

フォーメーションを崩さないように、分からない箇所は

小走りでも良いので動き続けることが安全で大切なマナーです。

 

自分の番が終わったら、直ぐに捌ける

センターレッスンではグループごとに振りを通しますよね。

自分の番が終わって、ホッとしたり、間違えたりして

止まったり、トボトボ歩く初心者の方をよく見ますが、

自分の番が終わったら、次の人の番であることを忘れないでください。

バレエでは退場するという意味で「はける」

という舞台用語を使うことがよくあります。

練習中にはけると言われたら、脇に寄るということです。

特に、グランアレグロなど、大きくて早い動きの時は

終わってじっとしていると、次のグループが来て危険ですので、

サッと脇に寄るように気を付けます。

その時、次のグループの進行方向を遮らないように、

方向を見極めてはけるようにします。

 

ピアニストの視界を遮らない

もしあなたの教室にピアニストの方がいる場合、

生徒達の様子をリアルタイムで見ながら演奏して下さっているので、

特にセンターで捌けた後、視界を遮らないように注意するのがマナーです。

 

 

今回のポイント

・先生の説明やお手本は皆で見る

・バーは過密の場所に着かない

・他の人の真ん前でレッスンしない

・フォーメーションは頑張って保つ

・自分の番が終わったら直ぐ捌ける

・ピアニストの視界を遮らない

こうしてみると、クラス中、考えるべきことが沢山ありますね。

 

バレエのクラスでのマナーは協調性や臨機応変さも磨かれます。

技術だけでなく、人としての素養も身につけられる

それがバレエの魅力だと思います。