大人のバレエ上達倶楽部

基礎から変わる大人バレエコミュニティ

後悔の大人バレエ

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

 

難しそうなことをし始める時って

すごいエネルギー奪われますよね。

 

バレエでも、長ーいアダージオとか、

早ーいアレグロとか、

「うわっ...」って思う時あります。

カンパニークラスでもあっても、

難題を出すのが好きな先生には、

プロでも「うわっ」って言ってます。笑

 

英語にピッタリくる言葉はありませんが、

「出鼻をくじかれる」っていう日本語

こういう時に思い出します。

 

 

ということで、今回は

プロでも出来ていない上達法と

大人バレリーナの意外な長所について

お話ししていきます。

 

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私がかねてから実現したかった、

無料で学べるメール講座ですが、

DNSとか、ネームサーバーとか

聞いたこともない設定を繰り返している内に、

一時サーバーダウンしてしまいました。

 

アクセスできなくなって、

少し出鼻をくじかれたわけですが、

バレエも始めてちょっとすると

ものすごく出鼻をくじかれ出します。

 

 

右も左も分からず、

自分は何をしているのか、

それが正解なのか分からない段階って

別に出鼻くじかれません。

学生時代に子守りしていた時、

赤ちゃんの強さを思い知りました。笑

 

 

一番辛いと感じるのは、

少し分かってきた段階です。

 

何が正しいかは分かっているけれど、

今の自分には、ちょっと出来ない。

なので出鼻がくじかれて

躊躇してしまうのですが、

 

でも、”今”の自分には出来ない

っていうことだけなんです。

 

 

 

生徒さん達と話していると、

子供時代にバレエしておけば違ったのかな、

から広がり、学校でも勉強しておけば...

何事も必死に取り組んでおけば...と、

様々な選択肢について、

今なら別の行動を取っているだろう

と言われる方が多いです。

  

 

その過去が後悔である、と

お話しして下さるのですが、

一度戻れない経験をしてるのって、

大人バレエ上達において

ものすごい長所でもあります。

(過去すら変えることも可能なので、

またお話しします。)

 

 

 

冒頭でお話しした、

カンパニークラスでは、

入ったばかりのダンサーより、

少し役がもらえ始めたダンサーの方が、

躊躇するようになっちゃうんですよね。

苦手なアンシェヌマンだと

そもそも参加しない人も出てきたりします。

 

 

そういう時に「えいっ」

って小さな勇気を出して

やってみる人は

結局は、”今”出来ない事実より

”未来”出来る事実にコミットし、

大きな意味で時間を大切に

しているんです。

 

 

一瞬の選択肢の違いが、

後々大きな違いになるって

大人の方が、感覚的に

分かると思います。

 

 

バタフライエフェクトみたいに、

蝶が羽ばたくことで、

いつか地球の反対側で

気象変動を起こすように、

ほんの小さなことが、

ものすごく大きな変化に繋がります。

 

 

大人バレリーナも

”今”苦手でも、

動いてみる選択肢が取られる、

そういう人って未来に

必ず上達しています。 

そして、過去の後悔も

いつの間にか、

後悔ではなくなっているんです。

冷笑される大人バレリーナ

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

今日は窓から入る夜風に当たりながら、

見えない花火の音をバックにお届けしています。

 

見えない花火と言えば、

スランプというか、停滞期というか

そういう先が見えない時期、

大人バレエでも絶対にやって来ると思います。

今回は、見えない時期の乗り越え方

をお伝えしていきます。

この夏始める新企画のお知らせもあります!

 

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以前も触れましたが、

エネルギー回転が良くない時期って

そこに入り込むと、長引きます。

(逆も然りなんですけどね。)

 

良いループも、悪いループも、

一旦入ると、ループというだけあって、

出口を見つけるまで、ぐるぐるし続けます。 

これはもう、高次脳機能を持つ

人間の定めですね。笑

 

そして、悪いループに入っていると

ものすごくエネルギーを消費するんです。

(これは悪いループに限ってです。)

言い換えると、何でも

やるより、やらない方が疲れます。

 

 

確かに、始め起動力がいるので

最初の一歩はエネルギーを要します。

やる気がなくなっている時に

やるか、やらないかで、

”やる”を選ぶのは事実、億劫です。

 

 

ですが、長期的に見たら、

確実に、やらない方が

エネルギーを取られてしまうんです。

 

最初、動き始めるのが億劫でも、

そこさえクリアすれば、

良いループの入り口から、

ゆったりと流れに乗ることができます。

それに、頑張って動き始めたことで

達成感も得られます。

 

ちょっと余談ですが、心理学的にも、

”まだ”出来ていないものの数を数えるより

”もう”出来たものの数を数える方が

エネルギーが上がることが証明されています。

例えば、シャンジュマン16回なら、

まだ6回残ってる...ことより

もう10回跳んだ、方に注意を向けることで

断然エネルギー消費量が、

そしてジャンプのクオリティが

変わってきます。

 

  

自転車もこぎ始めは少し重いけれど

一旦流れに乗ると、楽々進めますよね。

反対に、今度は止まるのに

エネルギーを使わなければいけない程です。

 

そして、そんな助走が付いた段階からなら

上り坂が現れても、

勢いに乗って登っていけますが、

これが止まったところからだと、

かなりキツいはずです。

(なので登らない選択肢を取ってしまいます。)

 

 

こんな風に、良いループで流れに乗ると、

物事が上手くいくようになって

逆に行動することで

エネルギーが上がってくるんです。

 

反対に、悪いループに入ると、

”やらない→できない”ので、

課題山積、自信喪失して

エネルギーだだ下がりになります。

だから行動しないことって、

現状維持できるようで

意外と、できないんです。

 

 

そんなわけで大人バレエも

初心者の段階が、起動力の面では

一番エネルギーを必要とするのですが、

一旦流れが掴めると、

そこからは上達がスムーズになります。

 

具体的な例では例えば、引き上げ、

これは一度落としちゃうと、

体は重いし、軸はブレブレになるし、

全体的な完成度も下がります。

最初は慣れませんが、

頑張って少しずつでも

引き上げ続けている方が

実は全体的なエネルギー消費は低いんですね。

  

バランスも、引き上げきったら

ピタッと止まれるポイントがあって、

筋力を使って最大限引き上げているのに、

無重力みたいに軽く感じます。

そして、この感覚を

他のパに使うことも出来て...

って感じで良いループは回るんです。

 

 

 

でも悪いループに入りきって

エネルギーが下がっている時は

何もやる気が起きないことも多いです。

行動を始めることが大切とは言え、

無気力な時に疲れた頭で考え、

無理矢理、間違えた判断を

推し進めてしまうと、

本来なら入れるはずの

良いループの入り口を

見失ってしまうこともあります。

 

疲れている時は空回りしやすいので

まずは数分だけと決めて、

行動を始めてみて、

行動を起こせた事実に着目!

これでエネルギーを養いながら

徐々に良いループに切り替えたら

いつの間にか、”もう”こんなに出来てる

っていうことが増えているはずです。

 

 

 

というわけで、ここで新企画の発表です。

2-3日後から「無料メール講座」

を配信開始していきます!

 

ずっとバレエって子供のもので

大人バレエに将来性は無いというか、

まぁバレエに限らずですが、

特に日本の風潮的に、

大人から一生懸命頑張るのって

周りから冷ややかな目で

見られることもあって、

何か恥ずかしいし、

そんな中で頑張るのも少し馬鹿らしいし...

完成形である大人は、

特別なことが無い限り、

何事も穏便に済ませておくのが

善しとされてきました。

 

でも大人だから完成、完璧か

と言ったら、

勿論、そんなことは無く、

学び続けることって、

大人の将来性をも大きく広げる

素晴らしくワクワクすることでもあります!

 

そして、子供が大人になるのだから、

大人が頑張る姿を示すのって

もっと大きい意味でも

将来性があると思っています。

 

 

大学で色々学んできましたが、

科学的に見ても、哲学的に見ても、

どの方面からみても、

大人バレエ、やり方次第で上達できます!

確かにプロになろうと思ったら

今のところ無理でしょうが。

 

でも将来プロになる子供も

本当に極々少数ですよね?

 

ではどうして、

プロにならない子供が

バレエを習っていたら好印象なのに、

プロにならない大人は違うのか。

 

屁理屈はやめておいて、笑

でも実際に、大人だから出来ることって

結構あると思うんです!

 

 

また数日以内に無料メール講座、

お知らせしますので、

私たちで、日本の大人バレエ界

盛り上げていきましょう! 

一瞬で踊りを変える”スイカ割り頭 事件”

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

 

数年前の今頃、ある衝撃的な事件に

遭遇したことがあります。

今回は、その事件と、

一瞬で大人バレエの完成度を上げる

ポイントについてお話ししていきます。

 

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大学で心理学を学んでいた時

面白いなと思ったのは、

人種や出身国、宗教が違っても、

大きな柱としての心理は

人間皆一緒だということです。

心の動きで共通している部分が

非常に多いです。

 

 

しかも私たち人間は、

ノンバーバル領域で多くの

コミュニケーションを取っています。 

相手の表情や仕草、

空気を読むことがその一例で、

言葉によるコミュニケーションより、

ノンバーバルコミュニケーションの方が

圧倒的に伝達量や回数が多いことは

想像しやすいです。

 

 

そして勿論、言葉がないバレエも

芸術であると同時に、

ノンバーバルコミュニケーション

でもあります。

 

このノンバーバルコミュニケーション

のおかげで、バレエでは流派の違いはあれど、

世界共通で通じ合うことが出来ます。

 

 

この通じ合うという感覚って

大人バレエでは完成度を上げる上で

とても大事なポイントです。

 

 

 

なぜかというと、私たちは生涯、

ノンバーバルコミュニケーションを

行い続けているからです。

 

なので物理的に観客が居るかはさておき、

バレエって伝えるものであることは勿論、

勝手に伝わるものでもあるんです。

いくら踊りで表現したくない

と思っても、第三者の目には、

”表現したくない表現”として映ります。笑

 

 

今までと違う動きの多いバレエにおいて

技術的なことは細心の注意を払うのに、

バレエが伝える(伝わる)手段

であることは当たり前すぎて

逆に忘れがちです。

といっても、特に発表会が無かったりすると

これは一種の不可抗力です。

 

でもノンバーバルコミュニケーション

であることを除けて考えると

バレエは完成しないという

ジレンマもあります。

 

 

最初は無理矢理バレエが

コミュニケーションの一種であることを

意識しなければならないかもしれませんが、

どうせ何かが伝わるのなら、

意図したことを伝えたいし、

そんな”伝える”ということが

バレエの役目の一つなら、

大いに使ったら良いと思います!

 

そして普通、世界各国の人と

コミュニケーションを取ろうと思ったら、

何カ国語も勉強する必要がありますが、

人類共通のノンバーバル領域を

使ってバレエで伝えるのって

沢山の言語を学ぶより、始めやすいし、

言葉で表せない部分もカバーできるし、

芸術としての完成度も上げることができるし、

大人バレエで”伝える”作業を加えることは

特しかないと思います。笑

 

 

 

 

何か大事が起きた時って、

このノンバーバルコミュニケーション

の威力を思い知る機会であることが多いです。

ここで、その一つの

「スイカ割り頭事件」

のお話をしたいと思います。

 

 

数年前の夏、遅い日の入り間近の夜のことです。

人気のない石畳の坂道を登っていると

後ろから、懐かしいスイカ割りのような

音が聞こえてきました。

 

 

振り返ると、なんと

おじいさんが気絶したらしく

仰向けに倒れていて、

すぐ傍では、おばあさんが

パニックになっています!

 

どうやら、スイカ割りの音は、

おじいさんが、地面に頭を

ぶつけた音だったようです!

 

懐かしさから、まさかの急展開に

びっくりしながら駆けつけましたが、

おばあさんには英語が全く通じません。

 


一先ず救急にダイアルして、

病院へ運んでもらう手はずを整えながら

電話の向こうのオペレーターからの質問に

おばあさんと答えていきます。

今思い起こすと、その間、おばあさんと

一切言葉は通じなかったのですが、

なぜか会話になるというか、

話しが通じたんです!

 

お互い必死に伝えることがあるので

言葉の壁を越えて、伝わり続けます。

  

この見ず知らずのおばあさんとは、

会って早々、

ノンバーバルコミュニケーションの力で

以心伝心状態になっていました。

 

 

 

 

 

と、ここからもお分かりのように、

ノンバーバルコミュニケーションの場合、 

特に、伝えたいことを

明確に持っていることが大切です。

時として、言葉で表せないことを

伝達できることは確かですが、

伝えたいことが明確にないと

大体の場合、その事実が伝達されます。

 

 

何か大事があった時や

感情が揺れ動いている時って

明確に伝えたい内容があることが多いので、

結果的に、そういう経験は、

伝える、伝わる感覚のストックを

増やしていくことに繋がります。

 

 

そういうストックを増やしていきながら、

思い出していきながら、

 

普段のバレエレッスン中にも

自分の踊りから、何らかのものが

周りに伝わっている事実に目を向け、

試しに何でもお題を決めてみて

それを伝える練習をするのも

バレエを深める方法です。

 

私の生徒さん達も、

バレエが伝える手段であることを

意識した瞬間から、

面白いほど踊りが変わっています。

 

 

 

スイカ割り頭事件の最後が

どうなったかというと、 

救急車が着いて間もなく

おじいさんは意識を取り戻し

2人は病院に運ばれていきました。

元気にされていることを願っていますが、

これが私の知っている終結です。

(連絡先交換は確実に言葉が必要です。)

 

 

人の頭がスイカ割りの音になるとは

本当にびっくりした事件でした。

と同時に、伝える意志、

これが情報伝達する上で非常に大切なんだと

文字通り痛感した体験でもありました。

慌ただしい大人バレリーナの謎

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

自分の踊りをビデオに撮ったりしてみると

よく分かるのですが、

大人バレリーナ、急いで見える人が多いです。

正確には急いでいる子供たちも

結構いますが、それは年相応で

元気な踊りに見えるので

ポジティブに変換されます。

でも大人になると、”元気”が

”慌ただしい”になってしまうんですよね。

 

今回は、慌ただしさを抜け

しかも、格段に踊りのクオリティも上がる

ポイントをお伝えしていきます。

当たり前だけど、

意外と出来ている人が少ない

ポイントでもあります。

 

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まず慌ただしく見えてしまう

原因をお話しするのに

バレエと切っても切り離せない

音楽についてのお話です。

 

音楽的なことから見ていくと、

音楽の構造上、一番盛り上がる場面の

クライマックスであり、

その音楽での最高音の部分は

終わりの1/3か1/4で出てきます。

ほとんど決まり事になっています。

 

現代音楽や、民族音楽では

それに限らないものもありますが、

バレエ音楽では、最初から

いきなり最高音のクライマックス

ということは、ほぼほぼありません。

段々と盛り上がっていくわけです。

 

 

これは、実は身の回りのものもそうで、

童話でも最初は、ごく普通の

おじいさんとおばあさんがいて、

そこから桃を拾ったり、

竹取りに行ったりした後、

クライマックスに向けて

物語が進んでいきます。

バレエのお話も、最初から結婚!

とかないですよね。

 

童話以外でも、自然現象も、

地震はプレートのズレが徐々に溜まり、

大きな揺れへと繋がりますし、

また人生そのものにも当てはまります。

 

 

こんな感じで、人の世の常として

クライマックスは段々と訪れます。

”徐々に巻き込んでいき

終盤でクライマックスを迎えたら

収束へとたたみ掛ける”

これが人間が慣れ親しんだ王道パターンです。

 

 

このクライマックスの法則、

すごく当たり前のことですが

いざバレエになって自分が踊るとなると、

かなりの人が忘れてしまうんです。

忘れるというか、緊張したり

フリを覚えるのに一生懸命で

どうしても頭から無くなってしまうんです。

そうなると交感神経が優位になり

どんどん心拍数は上がり、

焦って、踊りが早くなります。

 

早い技が出来ないとか

技術的なことは置いておいて、

音より早くなってしまう人の方が

遅くなってしまう人より圧倒的に多いです。

 

 

 

なぜクライマックスの話をしたかというと、 

慌ただしく見える大きな原因の一つに、

クライマックスを

盛り上げきれないことが挙げられるからです。

 

最初から飛ばしてしまったり

クライマックスが不明確で

効果的に強調されないと

全体的に慌ただしく見えてしまいます。

 

逆に、踊りの強弱を上手く掴めて

見せ場がはっきりしていれば

それだけで何か安心感や

上手な感じが出てきます。

 

なので、見せ場である

クライマックスの部分は、

アンシェヌマンが分かった地点で

決めておく必要があります。

 

 

これは人間の脳の面白いところで、

また、良くも悪くもあるところですが、

何でもペース配分が分かっていれば、

自ずと体力温存して

やり通すことが出来ます。

つまり良くも悪くも

計算してしまうんですね。

 

計算とは聞こえが悪いかもしれませんが、

バレエにおいて、ある程度の計算は、

絶対に必要です。

言葉のない踊りの中で、

自分が伝えたいことと、

見る人が感じ取ることを

なるべく近づけたいからです。

 

クライマックスを決めておくと、

最初から飛ばし過ぎて、

肝心の見せ場で体力が残っていない心配が

格段に減るという利点があります。 

 


この流れで具体的に、

強弱についてもお話しすると、

バレエでは、指示がない限り、

段々踊りを大きくしていく

というルールがあります。

(前述のクライマックスの法則にも当てはまります。)

 

なので例えば、同じ動きが2回、3回

と続く場合、段々と強調していきます。

一番最初が一番大きくて、

段々小さくなることは、

例外を除いてありません。

元気に踊り始めたのに、

バテバテで終了は無しなんです。

 

 

 

と、段々と大きくしていくのが

一般的なルールなのですが、 

そこにもう一つ追加するものがあります。

臨場感とか、感情、

これも段々と上げる必要があります。

 

楽器の演奏も同じで、

楽譜記号で表されて分かりやすいので

例にすると、楽譜に<(次第に大きく)

>(次第に小さく)があったら

音量だけでなく、背景の感情や

スケールなども念頭に置いて

演奏していきます。

 

バレエも同じです。

強弱に臨場感を乗せます。

 

これを身に付けるための説明で、

一番分かりやすいかなと思うのが、

サプライズの感覚を持っておくということです。

 

見せ場が来るまで、

機械的にならないように、

体力的にも、感情的にも溜めながら

クライマックスでサプライズ!

みたいな感覚を持っておくと

慌ただしくない、強弱のはっきりした

踊りにすることができます。

 

序盤で飛ばしすぎたり、

見せ場を決めなかったり、

これって、最初にバラしちゃうとか、

サプライズ出しそびれちゃうとか、

そんなサプライズ失敗みたいな感じです。

 

 

見せ場を決めたら、

サプライズをイメージして 

踊りを組み立てていくと、

慌ただしさから抜けられるだけでなく、

いつの間にか、見せられる踊りにもなっています。

 

 

と言っても、感覚を掴むまで

まずは、クライマックスの法則に則って

王道で分かりきったサプライズを

組み立てると良いかなと思います。

最初から本物のサプライズは

あまりオススメしません。笑

大人バレエ上達ループの見つけ方

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

今、日本から知り合いが来ています。

彼女を空港まで迎えに行くため、

カーシェアリングを始めました。

実はこのサービス、学習効率を

めちゃくちゃ上げてくれることに気付きました!

 

今日は知識が身に付く原理と

そこから上達ループに入る方法ついて

お話ししていきます。

意識してみると、

すごい循環が起こせるやり方です! 

 

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私の家は駅の目の前なので、

日常生活には困りませんが、

最近、カーシェア用の車が

増えたらしいので、

知り合いも来るこの機会に

久しぶりに運転しようと

登録してみることにしました。

 

 

このサービス、

街のあちこちに置いてある車を

メンバー同士で共同利用します。

好きな車を、好きな時に、

好きなだけ借りられて、

車検や洗車、修理などの

メンテナンスは会社側で行ってくれるので

その分、時間も手間も、

大人バレリーナに使えて良いです!笑

 

 

オフィスで手続きを済ませ、

鍵をもらったので、

早速、家の近所に駐めてある車を

検索して借りてみます。

 

色々な車種から選べますが、

昔から乗ってみたかったプリウスに。

 

運転席に座り、エンジンをかけてみると

ハイブリッドだけあって、静かです。

ちょっと感動した後、

さあ、発進!と思ったら、

あれっっっ?!

パーキングブレーキが手元にないし、

ギアも見たことない仕様です!

プリウスの運転の仕方が分かりません!笑

 

1年近く運転していなかったのもあり、

これには思いっきり気が引けて、

別の車に変更しようかと思いましたが、

まず気持ちを落ち着けて、笑

5分くらいプリウスの乗り方を調べ

いざ走らせてみると、

意外とスムーズに運転できました。

 

まぁプリウスに慣れている人からしたら

何でもない話ですが、

これって何で意外と運転できたのかというと、

”アウトプットを前提としたインプット”

をしたからなんです。

 

 

例えば、ただ座学の

「プリウスの乗り方講座」

で情報をインプットするのと、

既にカーシェアで借りてしまって、

人を死なせず運転しないといけない状況で

乗り方をインプットするのと、

後者の方が格段に、インプットされる

情報量が多いし、質も上がるし、

脳の情報整理の点でも効率的になります。

 

 

アウトプットを前提とすると、

短時間で、より多く、

実際役に立つ、質の高い知識を

”身に付ける”ことが可能になるんです。

 

逆にインプットするだけだと、

知識自体は溜まりますが、

アウトプットという消化作業がされないので

結局、身にはなりません。

俗に言う、ノウハウコレクターです。

 

ノウハウコレクターでなくても、

意外と多くの人がインプットするだけで

実際の行動に移さず、終わってしまうんです。

 

 

とは言っても、バレエの場合、

振りの順番を覚えて、注意を頭に入れて

実際に踊ってみる

という、インプット+アウトプット

でレッスンが構成されています。

なので私たちはアウトプットの習慣自体はあります。

(さらっと言いましたが、これ凄いことです!)

 

 

なのですが、

その分の馴れ合い感も否めません。

アウトプットすることに慣れて、

全体的な流れが悪くなってしまっていることも多いです。

これは、以前お話ししたホメオスタシスとか

人間の脳の仕組みが組み合わさって

どうしても、そうなってしまうんです。

 

 

そんな時、新しい流れを作ってみると

学習効率を上げることができます。

 

循環の起こし方としては、 

新しいクラスに行ってみるとか、

バーやセンターで一番前に行ってみるとか

一番最初のグループに行ってみるとか

が始めやすいかなと思います。

特にセンターの場合、

みんな譲り合いの精神で、

あまり前に行きたがりませんし。

(どこの国の大人クラスでも、

この”譲り合い”が行われていて面白いです。笑)

 


最初に前に行くって決めることで、

いつもより順番や注意が頭に入りますし、

実際に必要な情報が、

優先的に入ってくるようにもなります。

それでアウトプットすると、

踊りの質が上がることは想像できると思います。

そして、そのアウトプット自体が、

インプットにも繋がるんですね。

 

私がよく言うテスト勉強の例で、

問題をひたすら解き続けるのと

友達と教え合うのでは、

後者の、インプットとアウトプットの

循環を起こせている方が知識が身につきます。

 

 

しかも、アウトプット中

万一おかしなことになっても、

自分だけでなく、みんなにも

悪い例として情報提供できる利点もあります。

これも一つの循環です。

 

 

一番前に行くと決める

 ↓

インプットされる情報向上

 ↓

アウトプット能力向上

 ↓

良い例・悪い例の提供

 ↓

上達への循環

 

こんな感じですね。



私は知らない国のオープンクラスに

行くのが好きなのですが、

それは、全く新しい情報のインプットと

アウトプットが出来るからです。

クラスを受けている人達と

お互いに影響、循環させ合う感じが

良い流れを生み出します。

 

 

あるクラスで、

「学習とは行動が変わることである」

と教わったことがあります。

この講師の人の言った学習とは、

成長に近いところを指しています。

つまり”勉強”と”成長”は違うんです。

バレエの本質に出会ったストーリー

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

 

ここではまだお話ししていませんでしたが、

私がバレエインストラクターになった当初、

アメブロで日々の記録や、上達ノウハウを

細々と更新していました。

 

今年、大人バレエを広めるため、

一から再建しようと、

こちらに移転したのですが、

プロフィールの更新が

追いついていませんでした。

 

遅くなりましたが、更新させて頂きました。

 

 

これからも、色々な企画を通して、

私が目指す大人バレエの世界を

少しでも多くの人に届けていけるよう

頑張っていきます。

 

 

それでは、ここから、

 

なぜ「大人」バレエなのか?

これから、大人バレリーナの未来はどうなっていくのか? 

 

というお話です。

 

ーーー新・プロフィールーーーーー

 

こんにちは、穂波清夏です。

私は現在、移住先のカナダで

大人にバレエを教えています。

(正確には少数精鋭で子供達も教えています。)

教えると言っても、ただその場で

さらっとノウハウを教えるだけではなくて、

ローザンヌ国際バレエコンクールの講師や

世界中のプリンシパルに師事し、

また大学時代に8校転校して学んだ、

心理学、脳科学、哲学の知識も使い、

もっと根本的な、芸術であるバレエを

広めています。

 

生徒さん達には、

 

・バレエの基礎基本が初めてわかった

・諦めていたストレッチが克服された

・ターンアウトができるようになった

・難しい技ができるようになった

・モチベーションが維持できるようになった

・自然な表現の仕方が身についた

・生涯バレエを続ける決意をした

 

などの変化が出ています。

 

私は生徒さん達が、こういう結果を出しながら

どんどんバレエの上達をしていく中で、

 

「芸術であるバレエを通して、

人生そのものの豊かさを底上げし、

幸せな人を増やしたい。」

 

と思って活動しています。

 

 

ですが、現在のバレエって、

それとは全く別の方向に向かっています。

 

これって果たしてバレエなのか?

全国に星の数ほど生まれたコンクール

コンクールで点を取るために練習する生徒達

技術至上主義の踊り 

大人になったら急に

レクリエーションになるクラス 

大人の上達を諦める雰囲気

 

例を挙げ始めたら、きりがありません。

 

別にコンクールが悪いとか、

技術の習得が悪いとか

先生が、生徒が悪いとか、

そういうことではなくて、

現在のバレエが、本来の芸術性から

離れて行ってしまっていることに

疑問を感じているのです。

 

 

本来の芸術であるバレエって、

心が磨かれ、人間を豊かにするものなのに

受験勉強みたいに、

”傾向と対策”を網羅したり、

大人で上達するのは無理だと

何となく楽しい雰囲気を優先させて

バレエの基礎基本が省かれてしまい

カリキュラムのないクラスになったり。

 

精神が豊かになるよりも、

すり減らされる方に向かっています。

これって根本的にバレエなのかな?

と疑問に思うんです。

 

こういう、本質を無視したものだと、

バレエを辞めたら、スッキリしたとか、

バレエがいつまで経っても

分からない、好きになれないと

多くの人が感じるようになります。

 

 

私は子供時代、ワガノワバレエアカデミーや

バレエ団員の先生達のクラスを受け、

バレエ以外の全てを捨てて

ダンサーに成るべく、友人達と一緒に

コンクールのためのレッスンに日々明け暮れました。

でも当時の友人達のほぼ全員が、

才能があるのに、燃え尽き症候群になって、

バレエが嫌いになり、結局辞めてしまっています。

 

また大人のバレエでも、

現在バレエの世界でプロになれるのは

子供から訓練を受けた人たちだけなので、

明確なカリキュラムがなく

目的も社交の場に移り

基礎基本を教えることを省いてしまいます。

そこで本来の実力より早い段階での

妥協、諦めの空気が蔓延し、

バレエが遠い存在になります。

やる気のある人も、自ら頭をひねるものの

なかなかバレエの全体像が掴めません。

 

 

こうした流れは、誰が、

というものではなく、

技術や便利さを求め

どんどん革新していった時代が

作ってきたものです。

 

”誰でも”上手に踊れる未来の危険

ここ10数年で世の中が大きく変わりました。

バレエ界もシューズの発達や

情報量、情報源の豊富さから、

ダンサー達の技術レベルは

かつてないほど上がっています。

ニューヨークでレッスンを受けた時には

プロ顔負けの技術力を持った

ダンサーの卵達が、余ってしまうほど

沢山いました。

 

これから更にAI時代や

人生100年時代になっていきますが、

これって、今までは単純作業に追われたり、

家事や育児に追われていた時代から、

便利さや寿命が向上され、

だんだん、人間が人間らしく

時間を使えるようになる時代が来る

ということでもあります。

AIと人間「分担」の世の中になっていきます。

  

このAIの力でバレエの技術は”誰でも”

ある程度習得できるようになるのです。

 

 

精神をすり減らして訓練し

技術の突出した今のバレエから、

今、このタイミングで、

精神的にも豊かになりながら

技術と共に芸術性を高めていく

バレエの時代に作りかえていくべきなんです。

 

新しい時代に子供の存在は

必要不可欠ですが、

私はある経験から、これから

バレエを作りかえていくのは子供ではなく、

まず大人からと考えるようになります。

 

”大人”バレエである意味

カナダでは近所のベビーシッターが

中高生の初めてのお仕事だったりします。

私もその例に漏れず、

大学時代まで、何十人もの

子供達のお世話をしました。

 

そこで気付いたのですが、

最近の子供達の多くは、

短絡思考になっているんです。

 

バレエは一筋縄にいかないことも

多いですが、そうなると

すぐに諦め、辞めてしまいます。

   

別に子供達が悪いとは言いません。

便利に何にでもアクセスできる

世の中しか見ていない子供達は

ただ、純粋に知らないのです。

 

 

また最初から親に勧められるまま

バレエを習う子供も多いです。

 

その点、大人では、

親に言われてレッスンに来てます!

という人に私は今のところ

会ったことがありません。

 

 
子供達の場合、バレエへの

意欲を引き出すところから

始めなくてはなりません。 

 

これは一見、大変な作業に思えるのですが、

いつの時代もそうやって

築かれてきたように、

子供は大人の社会を見て育ちます。

良いものも、悪いものも

それを真似ていくことで、

やがて人格や、社会が形成されていきます。

 

次の世代に、人間のあるべき姿を

示していくのが大人の役割である

ということも

子守りの経験を通して強く感じます。

 

そうしてみると、子供達ではなく、

 今、意欲はあるけれど、

本来の能力を上手く発揮できていない

”大人”にバレエを教え、

次の世代に受け継がれる方が

結果的に、より多くの人を

幸せにできるのです。

 

   

では、私がなぜ、このような理念を持って

大人バレエに携わるようになったのかお話しします。 

 

場面転換人生から得た知識

2歳の頃から始めたバレエは、

私にとって、生きがいでした。

厳しい練習に耐え、

課題を乗り越えていくうちに

ロシアのバレエ団で活躍していた先生から

プロになることを勧められ、

本気でプロを目指し、

バレリーナ街道を歩んでいました。

 

しかし、私が12歳の時、

意図しない方向に物事が進み出します。

闘病生活を送っていた父が亡くなり、

悲しむ間もなく、母の仕事で

カナダへの引っ越しが決まりました。

 


私の意志に反して、

まるで舞台の場面転換装置のように、

勝手に、場面がどんどん変わっていって

変化について行けず、

何もやる気が起きない時期が続きました。

当時すごく太りましたが、今思えば

あれって、自分の衝撃的な状況を映画の感覚で

第三者として食べながら眺めていたからです。

親が死んだと思ったら、

今度は親戚全員に別れを告げ、

全く知らない国に行くことになり。

本当に終わらない映画を見ている感覚でした。

(映画がなかなか終わらないもので、

多少太りました。笑)

 

その時もバレエは続けていましたが、

ピルエットを沢山回るだとか、

どれだけ高く跳ぶだとか、

技術を習得してしまうと学ぶものがない、

それだけのレッスンに飽きていたので、

あの頃は学業の方が楽しかったです。

 

特に大学では、勉強に明け暮れ、

主に心理学、脳科学、

哲学を学んでいました。

どんな感じだったかというと、

 

学校が違っても単位を引き継げるので、

私は面白そうな教授のクラスを

点々としていました。

結局8校、転校を繰り返します。 

 

 

そして、お年寄りの脳について

研究していたのですが、

その可能性を実感した時、

お年寄りがこんなに可能性だらけなら、

大人ならもっといける、

私が目指す大人のバレエも、

大学で学んだ知識を基に展開させていけば、

芸術性を取り戻しながら

発展させられると確信しました。

 

バレエの将来を担う大人たち

最初は近所の教室や施設で教えていましたが、

カリキュラムや、今までの習慣のおかげで

大人のバレエクラスの場合、

上達を諦めているというか、

教えるべきことを省いたりしてまで、

楽しい雰囲気作りが重視されていて、

全然私が思うクラスになりませんでした。

そこですぐに希望者を募って、

個人で教え始めることにしました。

 

初めて集めてみた大人メンバーを

教えていくと、やはり、生徒さん達は

どんどん上達しながら、

芸術面でも磨かれていきます。

 

しかもバレエだけでなく、

仕事も上手くいくようになったとか、

人間関係の修復ができたとか、

 

そういう風に、芸術と日常が繋がり、

シナジーが起きるまでになっていました。

 

精神をすり減らして、技術競争をする

今のバレエではなくて、

芸術に立ち返った時、

見える世界が変わってくるんです。

  

誤解の無いように言っておくと、

競争自体が悪いことではないのですが、

大して意味のない競争、劣等感、

それに精神をすり減らす人が

多すぎると思うんです。

 

いわれのない劣等感の正体 

日本人は戦後、アメリカに大きく影響され

アジア人であることへの劣等感が

強く植え付けられました。

また西洋文化であるバレエでは、

日本人である自分たちは劣っている

と感じることも多いはずです。

 

確かに、骨格だったり、筋肉だったり、

その点では西洋人の方が

大概バレエに向いています。

 

「今日初めてのバレエです!」

って来た人が、ターンアウト完璧

とか普通にあります。笑

 

でもカナダに来て分かったことですが、

誰にでも得意不得意があります。

勿論、日本人にあって、

彼らにないことも沢山あります。

 

例えば、日本文化や歴史の長さ、深さ、

そこから派生した精神性。

 

お互い太刀打ちできないことがあるし、

別にあえて太刀打ちしなくて良いと思います。


私たちは日本の良さを取り入れた

バレエを極めていくことで、

技術が優れている現代のバレエに

芸術性を加えることができます。

 

バレエって西洋文化だから、

それしかダメなのかと言ったら、

そういうことは無くて、

組み合わせ次第で、どれだけでも

世界は広げられます。

 

私が思う、日本人のバレエとは

どんなものかというと、

 

日本バレエの強み

私は日本で幼稚園の頃から

茶道を習わせてもらっていて、

お稽古の中で「一期一会」は何度も教わりました。

ただ何の気なしに、良い言葉だなぁ

と思っていたけれど、

人生の場面転換を色々経験したおかげで、

人生って本当に奇跡的な出会いの連続であり

沢山の人たちの助けの元で、

続いていくものなのだと心から感謝しています。

 

そして「一期一会」って人間関係だけではなく、

感謝の気持ちや、感覚とか

そういうものも同じなのだなと感じます。

  

確信を持って大人バレエを発展させられる感覚

技術と心が融合される感覚

西洋と東洋が融合される感覚

 

こういう感覚との出会い、

この閃きというか、直感というか

こういう命ないところにも宿る

「一期一会」の縁を大切に、

日本人であるから持ち合わせた視点を加えた、

技術と芸術、バランスの取れた

大人バレリーナを増やしていきたいです。

 

バレエの将来を担う大人たち

そうしていくうちに、

ローザンヌ国際バレエコンクールの講師や

世界各国のバレエ団でプリンシパルだった

先生達にも、教わるようになりました。

 

この出会いに感謝するのと同時に、

これからも学びを続け、

大人にバレエを教えていくことが

私の使命であると感じています。

 

一人でも多くの方に

バレエを通し、人生の本当の豊かさに近づく、

そんな体験をしてもらいたいです。

未来が暗い大人バレリーナ

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

島での6畳一軒の生活はとても楽しかったのですが、

やはり家は良いものですね。笑

 

今日は、ある感覚を身に付けると、

大人バレエが格段に上達するし、

何事も上手くいくという

内容についてお話ししようと思います。

知識として一度頭に入ったら、

少しずつ感覚的に磨いていくことで

使いこなせるようになってきます。

それでは早速いきましょう!

 

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前回、島旅行中に

登山をしたことをお話ししましたが、

一緒に行った友達のバレリーナは、

夏休みでシーズンオフ中でした。

なので旅行中、アクティビティはせずに

久しぶりにのんびりしたいと話していて

当初は登山なんて全くプランにありませんでした。

 

 

その話し合い通り、私は普段着に

オフィスシューズやショルダーバッグしか

持参していなかったのですが、

なぜか、その友人は、スパッツに

スニーカー、リュックサックと

登山用の装備を色々持ってきています。笑

だったら何で、ゆっくりしよう

と言ったのか、大きな疑問は残りますが、

そんなわけで登山することになりました。

 

 

登山中、 道もない、人もいない山の中で

迷子になって野生動物のエサにならないように

一応方角確認の作業はありますが、

方角さえ合っていれば、

後は険しい道も、下り道も、不思議な時空間も、

山頂に辿り着く確信を持ちながら

着実に進み続けることができます。

場違いな服装にショルダーバッグで、

片腕ふさがっていても、大丈夫です!

 


なぜかというと、

登山するという選択肢を選んだ地点で、

山頂に行くと決めていたからです。

というより行けると確信があったんです。

これを心理学的には

”未来記憶”と呼びます。

 


普通、記憶って、

過去から形成されるもの

と思われているので、未来の記憶とは、

少し分かりにくいかもしれません。 

 

人間のデフォルトである考え方では、

過去の事象が原因となって

自己が構成されるからです。

当たり前ですが、常識的に

過去→未来へと時間が流れているのです。

これが、いわゆる”トラウマ”

が形成される原理でもあります。

 

反対に、未来→過去へ時間が流れる考え方、

つまり、人には目的があって、

それに合わせた自己が形成されるという考え方、

これが、未来記憶という概念を生み出します。

 

 

人間のデフォルトである前者が

"過去に関連付けた現在/未来"であるのに対し、

後者は"未来に関連付けた現在/過去"

であるという考え方なんです。

 

まだ少し分かりづらいので、

大人バレエを例にとって

具体的に見ていきましょう。


 

まず、過去→未来で考えると、

子供の時に習っていなかったから

そんなに上手くなることはないだろうと

過去から紐付けされた、

予定調和の未来へと進んでいきます。

 

しかし未来→過去で考えると、

思い通りに踊れるようになっている未来

(未来記憶)があるので、

そこにフルコミットします。

すると、予定調和ではなく

新しい未来への流れが発生してきて

理想の未来へと進んでいけます。

 

 

別にどちらかの考え方に

優劣があるわけではありませんが、

大人バレエを上達させようと思ったら

ここぞというタイミングで、

未来→過去を選ぶのが良いかなと思います。

 

 

未来→過去で考えるためのポイントとして、

俯瞰してみる。つまり、

少し離れて全体を見てみる。

ということが挙げられます。

私たちは通常、過去の延長線上で

物事を考えるので、どうしても

予定調和の未来へと向かいがちだからです。

 

 

でも感覚が分かってきたら、直感的に

「これいける」と判断できます。

以前にも少し触れましたが

私は大学でのお年寄りの脳の研究を通して、

「あっ、大人バレエいけるな」

と急に気付きました。

確信の強いひらめきの一種みたいな感じです。

 

等身大の迷路に迷い込んだとして、

一旦、上空からゴールへの道筋を見て

そして、また迷路の中に戻っていく感覚です。

だから、”未来記憶”というように

記憶としてまでの確信が持てるのです。

(また大人バレエのメンバーを募って、

こういう未来記憶を強化する企画

をやりたいなと思ってます。)

 

前述のように、普通は

過去→未来で生活してきているので、

未来記憶の弱点としては、

現在の地点からは、過去/現在と未来が

繋がって見えないところにあります。

(あくまでも現地点からは、です。)

普通、過去から延長線上の未来の方が、

未来からの過去より想像しやすいですからね。

 

でも、反対に面白いのは、

理想の未来から見下ろすと、

過去をも変えることが可能なところです。

どういうことかと言うと、

私の登山の例では、普段着しか

準備をしなかった過去でさえ、

思いがけない感動の材料となるのです。

 

準備万端で予定通りの登頂より、

何の準備もなく険しい道を進んだ後の

山頂からの景色の方が

何倍も感動的なものになります。

この時、一見、無関係で

役に立ちそうもなかった過去は、

未来をより盛り上げるための要素となり、

全てが繋がり、プラスになります。

 

過去から未来の考え方では、

登山をするのに装備がないなんて、

マイナスポイントでしかありません。

だから山頂に辿り着けないのです。

 

でも未来から過去に時間を流した時、

一見マイナスのように見える過去は

プラスになり、

そして、関連性の無いように見える

未来と過去も繋がるのです。

 

だんだん未来記憶の考え方の

流れに乗れてきましたか?

 

 

ということで、今回は

新しい時間の捉え方、

未来記憶についてのお話でした。

大人バレエに限らず、

何でも上手くいっている人、

成功している人って、

この感覚がよく分かって、

ここぞ!という時に、

理想の未来行きの判断を下せる人なんです。

大人バレエ”まさかの決断”

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

前回に引き続き、カナダの

小さな島からお届けしています。

 

今日も途切れ途切れの

ネット回線に怯えながら、笑

私が今回の旅行中に下した

「まさかの決断」について

お話ししていきます。 

このちょっと意外な決断ポイント

をおさえて大人バレエ上達させましょう!

 

前編はこちら

blog.kiyoka-ballet-club.com

 

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今日は、島の自然を更に堪能すべく

山奥へハイキング、というより登山へ。

 

僅かな電波も入らないので

登山口へ行く道を調べるのに

スマホの地図も開けません。笑

仕方がないので紙の地図を両手に広げ、

地形と、走っている道の名前と

地図とを照らし合わせながら

目的地を目指すという、

旧式な方法で登山口に到着しました。

 

紙の地図って便利ではありませんが、

脳を使うのって楽しいんですよね。

以前、大人バレリーナに

賢い人が多いことに触れましたが、

この普段使わない部分の脳を

使う感覚が好きな人が多いから

っていうのも一因だと思います。

 

 

さて、登山口に着いたものの

この島には勿論、駐車場もなければ、

登山コースの地図もありません。

人もいません。笑

それっぽい、けもの道のような

筋にそって山頂を目指していきます。

 

 

 

今日の天気はくもりなので、

果たして今が何時なのか分からなくなり、

青々と茂る葉を付けた木々の下には、

黄色い落ち葉の絨毯で季節感もなくなって、

不思議な時空間に入り込んだみたいです。

 

 

そんな不思議で険しい登山道って、

バレエの道に似ていて、

歩幅を狭めて、少しずつ進んでいきます。

大股で進むと、滑り落ちちゃうんですよね。

そして登山したことがある人は

分かるかもしれませんが、

山頂を目指しているのに、

途中下り道も結構あるんです。

 

  

不思議なけもの道を上ったり、下ったりを

繰り返しながら歩くこと数時間、

ついに山頂に到着しました!

 

 

山頂に着くと突然視界が開け、

さわやかな初夏の風に吹かれながら

眼下に広がる対岸の島々や、

昨日巡った牧場、ワインセラー、

ぶどう畑が見渡せます。

 

 

そしてエネルギーが猛スピードで

充電されていくのを感じます。

 

 

 

 

山頂で、この景色を見ながら

回想してみると、数日間の島巡りで、

色々な再発見をさせてもらっています。

 

昨日、”自分の心に正直になり、

本当にやりたいことをすることが

全ての豊かさに繋がる”とお話ししましたが、

この島の人たちの正直な生き様の中では、

時間とか、エネルギーとか、

”形ないもの”に対する尊重や優先順位が

同じ時代に生きているとは

到底思えないほど高いです。

 

人生=自分に与えられたタイムリミット

だという本質を理解して生活しているんです。

 

  

この、”形ないもの”に、

どれだけ重きを置けるかって

とても大事です。

大人バレエも同様に。

 

  

”もの”にあふれる社会では、

”形ないもの”を過小評価しがちなのですが、

芸術って大体が”形ないもの”の表現なんですよ。

なので、バレエをしている私たちは

していない人たちに比べ

いつの時代も”形ないもの”の価値に気付き、

それを受け入れやすいはずです。

 

 

 (余談ですが、古くからこの島には

妖精が住んでいるという伝説があるらしく、

下山中に、妖精の家とおぼしき

小さなドア付きの切り株や岩を見つけました。

手のひら程の小さなドア、見事な大工仕事です。

どうやら妖精と友達の島民がいるようで。笑)

 

「まさかの決断」とは?!

さあ、ここからやっと、

「まさかの決断」に迫っていきます!笑

 

この”形ないもの”に価値を置く島で

エネルギーフル充電した私は、

島民になりきって、もう一歩踏み込み、

”形ないもの”の価値を最大限尊重しました。

 

 

まだ続くはずだった旅の日程を繰り上げて

「今日帰ろう!」と決断したのです。

 

 

数日間、島の人たちの生活を見て

実際それに触れて、

山頂から島全体を見下ろして、

エネルギーがフル充電されて。

 

 


島民になりきったら、

島を早々に離れる決断になった。

なんて矛盾してるみたいですが、

ここに来たからこそ、

”今日”ここを離れることが

一番なんだと確信できました。

 

 

勿論、このまま島の旅を続けても

普通に楽しいのでしょうが、

携帯電話やパソコンって

フル充電状態なのに、

そのままずっと充電し続けたら、

バッテリーが熱を帯びて

劣化するって言われますよね。

私もそんな感じで、

これ以上この島で充電を続けると

逆に時間とエネルギーが

少しずつ減っていくなと感じたんです。

 

 

端から端まで30分強の小さな島です。

島の空気に押され、毎日予定より

随分沢山の場所を巡りました。

予定外の体験も沢山できて、

そのおかげで、今エネルギーフル充電です。

 

 

 

確かにキャンセル料が発生したり

返金されないものもあったり、

”もの(お金)”としては失う部分もあり

一見無駄のように見えますが、

結果的に、エネルギー満タン状態で帰れるし、

時間も観光以外に使えるようになったし、

”形ないもの”がすごく増えているので

むしろ私にとっては超プラスです。

 

 

大人バレエでも、例えばこんな感じです。

 

「新しいレオタード買おう!」

 ↓

「でもお金が勿体ない」

 ↓

「でも新しいレオタードなら気分が上がる」

 ↓

「そして心機一転、

やる気満々でレッスンできる」

 ↓

「こういう姿勢でレッスン受けたら

エネルギー効率が良く、上達も早まる」

 ↓

「今勿体ないと思っても

お金を出してレオタード買った方が、

エネルギーや時間の面で効率が良い」

 ↓

「バレエが上手くいったら

相乗効果で仕事も上手くいってお金を作れる」

 ↓

「今お金を払ってレオタードを買うべき」

 

と例に出してみたものの、

レオタード自体が”もの”なので

分かりにくいかもしれません。苦笑

この場合、一見買うのはレオタードなのですが、

よく考えてみたら、同時に、

形ないエネルギーや時間も買っているんです。

反対にレオタードを買わないと、

エネルギーも別に上がらないし、

上達速度も現状維持です。

 

”もの”の視点で見ると無駄に思えるものが、

”形ないもの”の視点で見ると真逆なんですね。

(かといって別にレオタードを買わせよう

としているわけではありませんので。笑)

 

こういう、形ないものの価値を

感じられるようになると、

人生が豊かになっていきます。

伝わるかなぁ。苦笑

もっと良い例考えます!

 

 


というわけで、”形ないもの”の

大きな価値を学んだ私たちは、

急遽、島とタイニーハウスに別れを告げ

フェリーに揺られ帰ったのでした!

 


 

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〇〇できないプロダンサー

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

今日は、カナダのとある小さな島からお届けしています。

 

2時間弱フェリーに乗るだけで、

ガラッと空気が変わり、のどかで、

タイムスリップしたような島です。

 

そこで、タイニーハウスという

6畳一間ならぬ、

6畳一軒の超小さい家で

友達のバレリーナと一緒に過ごしています。

 

インターネットの回線が悪すぎて、

たまーに繋がる時があるだけなので

今回は、遮断されないことを祈りつつ

実はプロにも共通している

中初級の大人バレリーナが

忘れがちな上達ポイントと、

この島で私がした「まさかの決断」

についてお話ししていきます。

 

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この島には、島を縦断している

一本道があって、

6畳一軒の家は、その一本道から

未舗装の山道に入り

くねくねカーブを進み続けると、

森の中にぽつんと見えてきます。

 

 

到着すると、鍵はかかっていないし、

野生のシカも木陰から

こちらの様子を伺っているし、

すごい別世界です。笑

AI時代って言うけど、多分この島は、

当分ほぼ影響受けないだろうなと思います。

 

 

さて、一息ついて、

島をドライブしていると、

ファームやアトリエ、ワインセラーの看板が

数キロごと道の脇に点々と現れてきます。

看板で曲がり、私道を数分走ると

それぞれ酪農や、農業や、

陶芸や、絵画や、ワイン造りや、

どこも思い思いに自分たちの

生活を楽しんでます。

 

それこそ、やりたいことが

100%今の生活っていう、

まさに子供の夢そのままのような

驚くべき純粋な島民達で

島全体がそんな空気で包まれてます。

 

なので旅行者のために道を整備したり

お店を小綺麗に整えたり、

そういう面にエネルギーは使っていません。笑

 

例えば、ラベンダーファームでは

ラベンダー畑の真ん中に

自宅であるコテージが建ててあって、

その大きな窓からは、

オーナー家族本人達が楽しめる

であろう景色が広がっています。

旅行者はラベンダーとコテージを

少し離れたところから眺めるスタイルです。


牧場では、まずそこへ辿り着くまでの私道が

ちょっと心が折れそうな程デコボコです。

そして「ここでチーズ作ってるので、

見たければどうぞ。」って感じで

特に何の説明もなく、開いているドアから

見学したければ見ても良いっていうスタイルです。

 

 

お客様命の精神とは真逆なんですよね。笑

良い意味で。

 

 

こういう生活を見て、 

自分の正直な心を大切にすること。

そして人生で本当にやりたいことに

向き合っていくこと。

これが結果として、

全体を最も豊かにするのだと

改めて実感しています。

 

社会に惑わされて

自分の心を見失うのではなく

ただ純粋に自分に正直に生きること

そういう姿勢を見せることって、

これお客様命の極みだなぁと。

 

 

 

大人バレエでも、習い始めて数年経ち

中初級くらいになってくると

こういう気持ちって忘れがちですよね。

(大人バレエに限りませんが。)

 

 

周りと比べて、体が硬い、

ピルエットが回れない、

ジャンプが跳べない、

バレエ体型じゃない…

 

勿論、出来ないことを放っておくとか

自分本位に踊ればいいとか

そういうことじゃなくて、

バレエが「好き」で「踊りたい」

という気持ちに繋がってないと

どんどん、おかしな方向に

進んでいってしまうんですね。

 

バレエを習い始めて数年すると、

自分の心の声が

聞こえなくなってしまう時期

みたいなものがあって、

それが行きすぎると、

妬みとか、僻みとか、諦めとか、

そういう感情が生まれてきて

スランプに陥ります。

 

実はプロでもそういう感情を

ずっと根底に持ったまま

踊っている人って結構います。

厳しいバレエの世界ですからね。

 

でも根源的なところで、

自分が踊りたいと思って踊り、

踊ることを楽しんでいなければ

絶対に、自分も含め誰にも

本当の意味での感動は与えられません。

 

  

競争するとかしないとか、

そういう点ではなく

「根源が何なのか」

というところがポイントです。

 

大人がバレエを始めるきっかけって

人それぞれだと以前少し触れましたが

みんな最初に会った時って

新1年生みたいな

不安と期待の入り交じった顔を

しているんですよね。笑

 

この初心ってプロは遙か幼い頃の記憶ですが、

大人バレリーナは結構最近なはずです。

 

こういう初心をたまに思い出すって

重要だと再確認した島の旅です。

 

 

ネット回線が途切れ途切れなので

「まさかの決断」 は明日お話しします!

 

後編はこちら

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大人バレリーナは多重人格

こんにちは。

大人のバレエ上達サポーター、きよかです。

今日は前回の続きで、

堕ちていく大人バレリーナ

についてお話ししていきます。

 

堕ちていくって少し不吉な響きですが、

別に脅かそうと思っているわけではなくて、

誰でも必要以上に堕ちちゃう時ってあるので

今回は、その対処法をお伝えしていきます。

 

前回記事はこちら

blog.kiyoka-ballet-club.com

 

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今回の内容は、人によっては、

ちょっと嫌な部分かもしれませんが

だからこそ逆に、ここを超えると

何でもスムーズに運ぶので

かなり重要なポイントです。

 

 

さて、堕ちること自体は

悪いことばかりではないけれど

必要以上に堕ちることは良くない

と前回からお話ししています。

 

 

これは脳科学的にも

証明されていることですが、

”人間は誰しも多重人格である”んです。

だから崇高でやる気に満ちている時もあれば、

グダグダに足を引っ張られている時もあって、

まるで、と言うより、

本当に別人のようになります。

 

感情的になって

泣いたり、怒ったり、

何もやる気がなくなって怠けたり、

認めてほしい、構ってほしいと

自己中心的になったり

そういう思考がグルグル回ったり...

 

こういう考えが出てきた時って

あの、意識したものの情報だけ入ってくる

脳機能、RASがやっぱり働いて

どんどん堕ち行く方に引っ張られていきます。

あの思考回路が変な感じ、

誰しも経験あると思います。 

 

 

では必要以上に堕ちないようにするには

どうすれば良いのかというと、

まず第一に、堕ちていることに

気付くことです。

当たり前なんですけどね。

心のバリアがあって

何とか自分を正当化しようと

なかなか堕ちていることを

認められないこともあります。

でも私たち人間は皆、多重人格なので

それ自体は気にすることありません。

 

 

堕ち始めていることに気付いたら、

とにかく、負の感情を介入させず

行動することを徹底することです。

 

例えば、しんどいな、

睡眠時間十分に取れなかった

と思う前に起きてみる!

バレエのレッスン中、

これ以上は出来たことないから

止めておこうと思う前に動いてみる!

こんな感じです。

 

 

堕ちている感情+RASに支配されると

そちらにエネルギーを取られて

肝心なことが何も出来なくなってしまい

永遠の負のループにはまってしまいます。

 

 

だから、そんな感情に気付いたら

一旦それは置いておいて

動いてみることが何より重要です。

動き始めると、今度はRASが

段々とそっちを支持してくれて、

本来あるべき姿に戻してくれます。

 

ディアナ・ヴィシニョーワも

どんな時でも行動を続けることが

一番重要と言ってました。

これはその通りで、バレエって

特にその力が必要だなと思います。

大人バレエでは更に!笑

 

 

 

こんな感じでRASは増幅するんです。

特に堕ち始めた時の破壊力は凄いです。

 

でも、必要以上に

堕ち行きつつあることに気付けたら、

一旦その感情を置くことで

そっちのRASを遮断し、

本来取るべき行動を取り始めると

今度はやる気に満ちた方の

RASが働き始めてくれます。

 

動き始めは気が乗らなくても

とにかく堕ちた感情を介入させずに

行動してみるっていうことが、

非常に非常に大事です。

 

 

というわけで、前回、

RASっていう名称は覚えなくて良い!

と言ったのに、多用してしまいました。笑

 

 

私は別に堕ちてはいませんが、

明日の朝は眠いと思う前に起きます!